低用量ピル

ピルの利点

避妊を希望される方
生理不順でお悩みの方
生理の量が多くて心配な方
生理痛でお悩みの方の場合
月経前症候群(生理前のいらいら からだの不調)
にきびができやすい方や、多毛の方にも効果

OC(Oral Contraceptives)低用量経口避妊薬

薬品名/ ラベルフィーユ
もっとも一般的に処方されているピルで、トリキュラーやアンジュと同じ成分。
からだのサイクルに合わせた3相性のピルです。
成分/ レボノルゲストレル・エチニルエストラジオール配合剤
適応/ 避妊 月経困難症 月経不順
用法/ 1 日 1 錠を毎日一定の時刻に定められた順に従って(淡赤色錠から開始する)28日間連続経口投与する.
以上28日間を投与 1 周期とし,出血が終わっているか続いているかにかかわらず,29日目から次の周期の錠剤を投与し,以後同様に繰り返す.初回のみ月経初日から内服し飲み続ける。

薬品名/ ファボワール錠
含まれる黄体ホルモンに男性ホルモン用作用がほとんど無い為、にきびや多毛の治療にも使用することがある。
成分/ デソゲストレル エチニルエストラジオール配合剤
適応/ 避妊 月経困難症 月経不順 にきびの治療
用法/  1 日 1 錠を毎日一定の時刻に定められた順に従って(淡赤色錠から開始する)28日間連続経口投与する.
以上28日間を投与 1 周期とし,出血が終わっているか続いているかにかかわらず,29日目から次の周期の錠剤を投与し,以後同様に繰り返す.初回のみ月経初日から内服し飲み続ける。

LEP(Low dose Estrogen Progestin)低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬
月経困難症・子宮内膜症治療薬

低用量ピル

薬品名/ フリウエルLD錠
成分/ ノルエチステロン・エチニルエストラジオール配合剤
適応/ 子宮内膜症に伴う月経困難症/機能性月経困難症
用法/  1 日 1 錠を毎日一定の時刻に定められた順に従って(淡赤色錠から開始する)28日間連続経口投与する.以上28日間を投与 1 周期とし,出血が終わっているか続いているかにかかわらず,29日目から次の周期の錠剤を投与し,以後同様に繰り返す.初回のみ月経初日から内服し飲み続ける。

超低用量ピル

薬品名/ フリゥエルULD錠
適応/ 子宮内膜症に伴う月経困難症/機能性月経困難症
超低用量ピル:低用量ピルよりエストロゲン含有を減らしたもの
用法/  1 日 1 錠を毎日一定の時刻に定められた順に従って(淡赤色錠から開始する)21日間連続経口投与する.1週間休薬する。休薬中に生理となる。以後28日間を投与 1 周期とし,出血が終わっているか続いているかにかかわらず,29日目から次の周期の錠剤を投与し,以後同様に繰り返す.初回のみ月経初日から内服し飲み続ける。

薬品名/ヤーズ配合錠/ヤーズフレックス
適応/ 月経困難症
成分/ドロスピレノン・エチニルエストラジオール
抗アンドロゲン作用のある黄体ホルモン剤であり、にきび・多毛の治療応用も可能 また月経前症候群に効果の報告あり
用法/  1 日 1 錠を毎日一定の時刻に定められた順に従って(淡赤色錠から開始する)28日間連続経口投与する.24錠に実薬4錠が偽薬となっているので、生理は偽薬の期間に起こる。28日間を投与 1 周期とし,出血が終わっているか続いているかにかかわらず,29日目から次の周期の錠剤を投与し,以後同様に繰り返す.初回のみ月経初日から内服し飲み続ける。
ヤーズフレックの場合連続投与可能で最大3か月生理を止めることができます。

ピルを含むホルモン剤における注意事項

1、 低用量ピルは避妊の他、生理不順などの治療に使われている。一方で血栓症を発症することもある
2、 海外の調査によると、血栓症の発生リスクは高い順に、出産後(1万人当たり40~65人)、妊娠中(同5~20人)、
  低用量ピル服用者(同3~9人)、非服用者(同1~5人)
3、 低用量ピルは、服用開始後の数か月間に血栓症リスクが高くなる。
4、 タバコを吸っている人、高齢者、太った人の低用量ピル服用には注意が必要
5、 低用量ピル服用中に、頭痛、腹痛、けいれん、むくみなどの症状が出た場合には、医療機関を受診する。
* ヤーズのような新しいタイプの黄体ホルモンほど副作用である血栓は起こしやすいとも言われているが統計的有意差は報告ない

ホルモン剤を長期服用する場合 必ず健康診断 及び血栓のスクリーニング 婦人科疾患の有無を行う必要があります。